エアコン職人の日々

エアコン空調工事で大切と思った事をアップしていくよ。エアコン工事の職人や空調屋の仕事に興味ある人は要チェック!

空調工事の裏ワザ#1

エアコン職人の日々ってブログらしからぬ外れた内容になりつつありますね。
だから、ここでまじめに空調工事のことを書きたい。

正直、空調屋さん以外の方には意味不明の【絶対に役に立たない話】になる予定なのでここて帰るが得策ですw

空調屋さんが興味を持てる情報を書いていきます。

【あまりやらない方がいい裏ワザ】
天カセのドレンアップの本当の最高長

【やってはいけない裏ワザ】
内外連絡線を1芯でやる方法

この2つの事を書きます。

本当に空調屋さんにしかわからないネタですからねw

そして、基本的にダイキン商品のお話です。他のメーカーも一緒とは思いますけどね。

では、いってみましょ!

1つ目
【あまりやらない方がいい裏ワザ】
天カセのドレンアップの本当の最高長

ダイキン天カセのドレン管の立上り高さ は天井面より800mm以下とメーカー説明書に書いてありますね。
これは内蔵されてるポンプが吸い上げられる高さが800mm…

ではありません!

ポンプが止まった時に
ドレン配管の立ち上がり部分の水が、ドレンパンに逆流してもフロートエラーが出ない高さなんです。

で、ドレンポンプの吸い上げは、もっと全然いけます。どこまでいけるかは知りません!
1,400mmまではやった事があって問題は出てません。

でも、そのまま1,400mmまで上げてしまうと不具合がでますね。
だから、やる時の注意点をいいます。

ポンプが停止してドレン配管の水が逆流した時にドレンパンが溢れてはいけない(フロートエラーが出てはいけない)ので、そこの対応をしてやります。

結論から言うと
【断熱ドレンホースΦ20のみを使う】
※付属品のドレンフレキ管は使いません。捨てます。

計算したらお分かり頂けると思いますが

付属品のドレンフレキ管を使用してΦ25の排水管で天井面より800mmの高さにした時の逆流する水の量

本体に直付けでΦ20の断熱ドレンホースで天井面より1,400mmの高さにした時の逆流する水の量

これがだいたい等しくなります

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つまり許容範囲です。
これで正常に使用ができちゃうんです。

当然やらない方がいいですけどねw

前にスーパーのエアコン工事で既設がダクト式の空調で、それをやめて新たに天カセを新設する工事をしました。
休業をしないで工事すると決まり、夜間工事の翌日開店までに完了を繰り返す工程でした。
それで1台だけ天井裏でドレンのルートがなさすぎて、オプションの中間ドレンアップも、翌日の開店に絶対間に合うはずもなく
だけど、朝にはオープンしなければならない。

そんな時に計算してみました。
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それで計算上では
Φ20の断熱ドレンホースなら1,400mmまで行けるとなりました。
そして、試してみたら大丈夫でしたw
※(ダメな時は、ポンプストップ→フロートエラー→ポンプスタート→ポンプストップ→フロートエラー→…とループしてしまうと思ってました。もしそうなったら中間ドレンアップで手直しって覚悟してました。)

まあ問題なく使えますが、やらないの方がいいです。
でも、メーカー規定以上へドレンアップをやらなきゃいけなくなった時は思い出して下さい。

【天カセは断熱ドレンホースΦ20を直差しで1,400mmまでいける】

結構長くなりましたね…
疲れた…もう今日はやめます。

明日は続きの
【やってはいけない裏ワザ】
内外連絡線を1芯でやる方法
を書きます。